今、アルコール業界で伸びているカテゴリーは何か?
ビール・発泡酒・第3のビールか、それとも焼酎か?
強いて言えば震災後の東北3県の酒蔵を
応援しようとみんなの意識が高まった清酒位か?
では、なぜ焼酎の販売が落ち込んできたのかを
自分なりに分析してみたいと思う。
焼酎はさつま芋を原料とし中国から九州へ伝わったとされる。
温暖な九州は黄麹を使用する清酒製造が困難とされてきた。
そこで先人たちは九州でも鹿児島・宮崎で栽培されてきたさつま芋に目を付け
白麹・黒麹を使い芋焼酎の製造を思い立つ。
もともと地元を中心に販売されてきた芋焼酎は
とても安価で地域の人々の『だれやみ』(1日の疲れを取る晩酌の事)でした。
しかし昨今の焼酎の販売においては
いくつものプレミアム焼酎が台頭し市販価格の10倍とも言われる価格で販売されているものまである。
美味しい手に入りずらい、と言われれば飲んでみたくなるのが人間。
幻の銘柄ばかりを扱う焼酎販売店や焼酎居酒屋など
競って銘柄集めをしている。
しかしながらこれらの焼酎販売店における
販売価格はどうだろう。
ロックグラスに60ML程度はいったものが
1杯2000円とか3000円とかの法外な値段で販売されいる。
焼酎販売の酒販店においては
1800ML瓶1本で2万円~3万円程である。
こんな状況がいつまでも消費者に支持されるはずもなく
現在の焼酎ブームの終焉に至るのである。
いわば、自分達の手で首を絞めているのが現状なのである。
私の近所には焼酎と地酒の販売に力を入れている酒販店がある。
中を覗くとプレミアム銘柄は少ないものの多くの商品を扱っており
その全てが適正な価格で販売されている。
店主に聞くと、帰っててきた返事は、
地酒でも焼酎でも全てが麹を使った日本の大切な文化であり
蔵元の先には芋や米を大切に育てた生産者がいる。
だから、安く販売したり、逆にプレミアム価格でも販売しない。
消費者を煽るようなこともしない。
我々みたいな地酒や焼酎の販売店はスーパーやDSとは
蔵元や生産者に対する思いが違うんです。
そお言っておられました。
焼酎ブームが去り販売数量が落ち込む中
このような考えの焼酎販売店があることは
いちファンとして応援したくなるものである。




